毎日が新しい発見の連続(特別門人 舘内 浩二)

門弟投稿

私は、令和5年6月に入門しました。
特別門人というのは、住まいが遠方のため、年数回の対面稽古と、毎週ZOOMで指導を受ける門人です。長く剣道をやっておりましたが、北辰一刀流の修行を始めてから、毎日が、今までにない新しい発見の連続でとても楽しいです。

現代剣道は、武道というよりは競技であり、体力があって瞬発力があってスピードがある者が勝つものです。それに対し、北辰一刀流の教えは、刀を持った人間が、命のやりとりをするために、如何に身体を使うか、如何に心を鍛えるかという工夫に満ちています。まさに、長きに渡り日本人が培ってきた伝統技術です。

私は宮城県なので、月に1度しか道場の稽古に参加できません。それで、道場で教えていただいたことを、自宅や、近くのトレーニングセンターで、一人稽古します。一人稽古していると、様々な疑問が湧いてきます。時々自分でも、何をどうやったらいいのかと、悩んでしまうときもあります。それを、毎週オンラインで、宗家が解決してくれます。また、門人の実演する動画の見方を教わり、その長短所を自分の稽古に生かす勉強もします。

さて、流祖の剣聖千葉周作が、少年時代を過ごした斗瑩稲荷神社は、私の住まいのすぐ近くにあります。このような縁もあり、東北の地で、北辰一刀流を学ぶ人が、増えて欲しいと思っています。そのために、まず自分が、北辰一刀流や直心影流を極めて、いつか、その素晴らしさを伝えられる人間に、なりたいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました