稽古いろいろ

稽古いろいろ

禅と師匠

師匠の影響 小川忠太郎先生の座禅は、高僧も理解できないほど高度の座禅でした。しかし先生は、座禅の弟子をとりませんでした。そこで、私は小川先生に「座禅の指導者を紹介してください」と、お願いしました。すると小川先生は「今の世の中に、正し...
稽古いろいろ

据物斬り極意

天覧兜割りは、直心影流 第14世・榊原健吉のみが成功した。これに比べると、今の居合いは藁切りが精一杯。中山博道先生は、刀踊りと言っている。 そもそも、剣術の振りと、据物斬りの振りは違う。つまり、戦うための刀術と、切れ味を試す刀術の違...
稽古いろいろ

女性が女性のままで努力したとき(2)

前回の続きです  私たちは、不安な状態を「不幸」と呼び、安心な状態を「幸福」と呼んでいます。人は、そのままで努力することが自然であり、幸福なのですが、人と比べる癖=「我張(がんばり)」が湧くので、余計なもの=不安が出て来るのです。あ...
稽古いろいろ

女性が女性のままで努力したとき(2)

お友達の和空さんが言いました。 『女性が、女性のままで努力したとき、それを「精進」といい、その人に自信をもたらしてくれます。しかし、女性が女性であることを否定して、男性に負けまいと努力したとき、それを「我張(がんばる=我欲を張る)」...
稽古いろいろ

フェニックス道場・稽古日記

ジョンとロジャーは、フェニックスの剣士。 いつも仲良く稽古しています。 美人二人の加入で、楽しくなりました。 純子さんとクリスタルさんは、とても熱心です。
稽古いろいろ

清掃で修行

清掃は、心構え次第で、剣術の得難い修行となります。 例えば、 剣道場床を、雑巾がけすることによって、当然ながら全身運動鍛錬となって、準備運動の必要がありません。これは時間の節約になります。 また一斉に始め、一斉に終わるこ...
稽古いろいろ

武道に禁じ手無し

白鵬関の進化を見たい 私は、圧倒的なパワーを誇る大関小錦関、その突き押しの前に敢然と立ちはだかる、小兵横綱千代の富士関の雄姿。相撲の神髄を見た感動に震えたことを思い出します。 ところで、白鵬関は、猫だまし、張り手、肘打ちなどに...
稽古いろいろ

稽古について

北辰一刀流の稽古は、自分の持っている能力を極めることが目的です。 『自分のことは自分が一番分かっている。』といいますが、誰しもが、自分を誤解しています。「欲」という色メガネによって、人は自分を正しく見ることができないのです。その自分...
稽古いろいろ

北辰一刀流「格」と直心影流「法定」

北辰一刀流「格」 北辰一刀流では、組太刀のことを「格」といいます。格とは、骨格という意味で、基本基礎的な動きを示す型のことです。門人は、入門当初に格を学びますが、基礎基本から離れて応用はありませんから、北辰一刀流「格」は最後まで習い...
稽古いろいろ

試し斬りと手削り木刀

試し斬りは、剣士にとって必要最低限の心得です。刀を理解せずして刀法はありませんし、刀法なくして、武士道の鍛錬はないからです。そのため、試し斬りを、納得いくまで行わなければなりません。試し斬りで刀に慣れ、刀への正しい理解を元に稽...
タイトルとURLをコピーしました