10月30日 坂部健吾君が入門した。
11/5日の稽古が終わったとき、彼はこう言った。
「先生!明日、岡本さん一人で稽古に来ますよね。その時、僕も稽古に来ていいですか?」
稽古するのが、楽しくて仕方ないという気持ちが、満々として溢れていた。
なんと嬉しくなる言葉だろうか。
私の心は、そんな言葉を、常に望んでいる。
とても、清々しい気分になった。
そして、この清々しさを、久しぶりのことだと思った。
「初心不忘(初心忘れるべからず)」を
小川忠太郎先生は、「すべては初心で事足りる」と言った。
人間、初心の時は、
純粋で情熱があふれている。
言葉も動作も一番輝いている。
この時が、自分自身の最高の姿だというわけだ。
私も含めて、
誰もが「初心」の時を
思い起こすべきだと思った。
そして、今一度、
最高の感動の中に浸っていたいと思った。
一度きりの人生だから、
一番楽しいことをして過ごすんだ。
こんな刺激を、坂部から与えられた。
悪くない気分だ。
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